岩手県遠野市の気候や自然環境などの
土地柄を生かしてつくられる遠野産野菜。
ひとつひとつの作業を丁寧に行い、
おいしい野菜を育てる農家さんたちを
ご紹介します。
多田 光男さん・トヨ子さんが作っているのは、盆地特有の寒暖差によって生まれる甘さと瑞々しさが特徴のトウモロコシ。 いつも収穫を始めるのは、トウモロコシの糖度が一番高くなる日の出の時間。朝早い時間からの作業を、ふたりはいつもにこやかに取り組んでいます。そんなおふたりの人柄が表れたやさしい味わいをぜひお楽しみください。
遠野市青笹町でブルーベリーの栽培・収穫を行っている奥寺 榮一さんと清子さん。育てているのは20種類、合計1000本のブルーベリーの木。「皮ごとそのまま食べるものだからなるべく安心・安全なものを作りたい」と、無農薬での栽培を行っています。ブルーベリーは品種によって、味の特徴は様々。収穫時期ごとの違いを味わってみてください。
ニラの花茎とその先につく蕾を食べる花ニラ。シャキシャキとした歯ごたえとほんのりとした甘みが特徴の野菜です。育てているのは菊池 ゆり子さんと和哉さん。ニラ農家のゆり子さんの実家で捨てられていた花ニラを「こんなにおいしいものなんだから、ぜひみんなに食べてほしい」と収穫・販売するようになりました。炒めものやおひたしにして食べるのがおすすめです。
菊池 亨さんと由美さんは、10アールある畑をふたりで管理し、ピーマンを栽培しています。その作業方法はとてもユニーク。亨さんが試行錯誤して発明した道具を使って、由美さんが収穫に励みます。この日使われていたのは、パラソルをさしたタイヤ付き作業椅子。楽しく、快適に育てられたピーマンはくせや苦味が少なく、甘みとパリッとした食感のよさが特徴です。
20代で農業を営む若手農家の中平 知宏さん・愛さんは、土づくりへのこだわりが強く、畑に稲わらを敷き、堆肥を使用するなど化学肥料を使わない、有機栽培を行っています。育てているきゅうりの糖度は、甘さが十分に感じられる、6%。栽培過程で葉にかつお由来のアミノ酸や沖縄県産の黒糖エキスを散布するなど、手間暇をかけたきゅうりづくりが行われています。
フルーツのように甘さの強いトマトを栽培している、村上 悠さん・鮎美さん。ふたりが取り組んでいるのは寒さの厳しい冬でも、通年収穫を行うことができる水耕栽培。遠野産の木材を使った薪ストーブなどでビニールハウスを暖め、機械や装置による最新技術を用いた農業を行っています。育てられたトマトは、こんたでぃーの遠野が取り扱う野菜の中でも特に人気な商品です。
こんたでぃーの遠野では、岩手県立遠野緑峰高校と協力し、遠野の伝統野菜・琴畑かぶの栽培や流通支援、販売促進を行っています。琴畑かぶは遠野で古くから育てられていた固定種の野菜でありながら、約30年もの間生産されていなかった野菜。しかし、2013年に遠野緑峰高校の生徒たちが種を自家採種し、栽培を復活させました。オンラインストアでは、生野菜と琴畑かぶの葉を使った「菜っ葉汁の具」を販売しています。ぜひ味わってみてください。(事業協力:遠野緑峰高校 )
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こんたでぃーの遠野オンラインショップでは、季節ごとの旬な野菜のほか、
オリジナル加工品ブランド「ふあっと・あ・まーの」の商品を販売しています。